問題
次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒について正しいものはどれか。
| イ. | R404Aは共沸混合冷媒である。 | ||
| ロ. | 理論成績係数は、凝縮温度と蒸発温度が同じ条件下であれば、フルオロカーボン冷媒の種類が異なっても同じである。 | ||
| ハ. | 一般に、アンモニア冷媒液は冷凍機油より比重が小さく、フルオロカーボン冷媒液は冷凍機油よりも比重が大きい。 | ||
| ニ. | 一般に、HFC冷媒は、HCFC冷媒と比べると誘電率が大きく、その電気絶縁性がやや劣る。 |
| 1. | イ、ハ | ||
| 2. | ロ、ハ | ||
| 3. | ロ、ニ | ||
| 4. | ハ、ニ | ||
| 5. | イ、ロ、ニ |
回答
正解は(4)
イ.R404Aは共沸混合冷媒である。
→不適当
冷媒は、単一成分冷媒、共沸混合冷媒、非共沸混合冷媒の3種に分類されますが、R404Aは非共沸混合冷媒に分類されるため、問題文は誤りとなります。
それぞれの特徴と代表的な冷媒を覚えておきしょう。
- 単一成分冷媒:1種類の化学物質のみで構成されている。(代表例:R32、R134a)
- 共沸混合冷媒:沸点が同一の2種類以上の冷媒で構成されている。(代表例:R507A)
- 非共沸混合冷媒:沸点が異なる2種類以上の冷媒で構成されている。(代表例:R410A、R404A )
ロ.理論成績係数は、凝縮温度と蒸発温度が同じ条件下であれば、フルオロカーボン冷媒の種類が異なっても同じである。
→不適当
理論成績係数は、同じ凝縮温度と蒸発温度の条件下でも、フルオロカーボン冷媒の種類が異なれば値は異なります。
ハ.一般に、アンモニア冷媒液は冷凍機油より比重が小さく、フルオロカーボン冷媒液は冷凍機油よりも比重が大きい。
→正しい
それぞれの比重の大小関係は以下のようになっています。
アンモニア冷媒液<冷凍機油<フルオロカーボン冷媒液
ニ.一般に、HFC冷媒は、HCFC冷媒と比べると誘電率が大きく、その電気絶縁性がやや劣る。
→正しい
一般に、HFC冷媒(R410A、R134aなど)は、HCFC冷媒(R22など)と比べると、誘電率が大きいため問題文は正しいです。
なお、誘電率が大きいということは電気を通しやすいということなので、圧縮機からの漏電などに注意をして管理をしなくてはいけません。