令和5年保安管理技術– category –
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第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問15
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の保守管理について正しいものはどれか。 イ.アンモニア冷凍装置の冷媒系統に水分が侵入すると、アンモニアがアンモニア水になるので、少量の水分の侵入であっても、冷凍装置内でのアンモニア冷媒の蒸発圧力の低下、冷凍機油の乳化による潤滑性能の低下などを引き起こし、運転に重大な支障をきたす。ロ.圧縮機が過熱運転になると、冷凍機油の温度が上昇し、冷凍機油の粘度が下がるため、油膜切れを起こすおそれがある。ハ.冷凍機油中に冷媒が溶け込むと、冷凍機油の... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問14
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の運転について正しいものはどれか。 イ.冷凍装置の運転開始前に行う点検確認項目の中に、圧縮機クランクケースの冷凍機油の油面の高さや清浄さの点検、凝縮器と油冷却器の冷却水出入口弁が開いていることの確認がある。ロ.冷蔵庫に高い温度の品物が大量に入り、冷凍負荷が増加すると、庫内温度が高くなり、冷媒の蒸発温度が上昇する。また、冷凍負荷の増加に対応して凝縮圧力も上昇する。ハ.冷凍装置を長期間休止させる場合には、ポンプダウンして低圧側の冷媒を受... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問13
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、据付けおよび試験について正しいものはどれか。 イ.耐圧試験は、気密試験の前に冷凍装置のすべての部分について行わなければならない。ロ.アンモニア冷凍装置の気密試験には、乾燥空気や窒素ガスを使用し、炭酸ガスを使用してはならない。ハ.真空放置試験は、数時間から一昼夜近い十分に長い時間を必要とする。ニ.多気筒圧縮機を支持するコンクリート基礎の質量は、圧縮機の質量と同程度にする。 1.イ、ハ2.イ、ニ3.ロ、ハ4.ロ、ニ5.ハ、ニ 回答 正解は(3) 2023年(R5)保安... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問12
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、材料の強さおよび圧力容器について正しいものはどれか。 イ.薄肉円筒胴に発生する応力は、長手方向にかかる応力と接線方向にかかる応力があるが、長手方向にかかる応力のほうが接線方向にかかる応力よりも大きい。ロ.板厚が一定の圧力容器であれば、さら形鏡板に応力集中は起こらない。ハ.円筒胴圧力容器の必要な板厚は、設計圧力、容器の内径、材料の許容引張応力、腐れしろ、溶接継手の効率を用いて計算する。ニ.応力とひずみの関係が直線的で、正比例する限界を比例限度... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問11
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、安全装置などについて正しいものはどれか。 イ.ガス漏えい検知警報設備は、冷媒の種類や機械換気装置の有無にかかわらず、必ず設置しなければならない。ロ.溶栓は、圧力を感知して冷媒を放出するが、可燃性や毒性を有する冷媒を用いた冷凍装置では使用できない。ハ.圧力容器に取り付ける安全弁の最小口径は、容器の外径と長さの和の平方根と、冷媒の種類ごとに高圧部と低圧部に分けて定められた定数の積で決まる。ニ.液封による事故は、二段圧縮冷凍装置の過冷却された液配... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問10
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒配管について正しいものはどれか。 イ.圧縮機吸込み蒸気配管の二重立ち上がり管は、最小負荷と最大負荷の運転のとき管内蒸気速度を適切な範囲内にすることができる。ロ.高圧液配管内の圧力が、液温に相当する飽和圧力よりも上昇すると、フラッシュガスが発生する。ハ.配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、毒性をもつ冷媒の配管には使用しない。ニ.冷媒配管では、冷媒の流れ抵抗を極力小さくするように留意し、配管の曲がり部はできるだけ少なくし、曲がりの半径は大きくする。 1... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問9
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、附属機器について正しいものはどれか。 イ.凝縮器の出口側に高圧受液器を設置することにより、受液器内の蒸気空間に余裕をもたせ、運転状態の変化があっても、凝縮器で凝縮した冷媒液が凝縮器に滞留しないように、冷媒液量の変動を受液器で吸収することができる。ロ.冷凍機油は、凝縮器や蒸発器に送られると伝熱を妨げるので、油分離器を圧縮機の吸込み蒸気配管に設け、冷凍機油を分離する。ハ.小形のフルオロカーボン冷凍装置やヒートポンプ装置に使用される液分離器では、... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問8
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、自動制御機器について正しいものはどれか。 イ.自動膨張弁は、高圧の冷媒液を低圧部に絞り膨張させる機能に加えて、冷凍負荷に応じて冷媒流量を調節して冷凍装置を効率よく運転する機能の二つの役割を持っている。ロ.定圧自動膨張弁は、蒸発圧力が設定値よりも高くなると開き、逆に低くなると閉じて、蒸発圧力をほぼ一定に保ち、蒸発器出口冷媒の過熱度を制御する。ハ.吸入圧力調整弁は、圧縮機吸込み圧力が設定値よりも下がらないように調節し、凝縮圧力調整弁は、凝縮圧力... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問7
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、蒸発器について正しいものはどれか。 イ.乾式蒸発器では、冷却管内を冷媒が流れるため、冷媒の圧力降下が生じる。この圧力降下が大きいと蒸発器出入口間での冷媒の蒸発温度差が小さくなり、冷却能力が増大する。ロ.空気冷却器用蒸発器の平均熱通過率に与える空気側の熱伝達率の影響は、冷媒側の熱伝達率より相当に大きく、冷却管外表面のフィンの高性能化が極めて重要となる。ハ.シェルアンドチューブ満液式蒸発器では、蒸発器内に入った冷凍機油は冷媒ガスと分離し、圧縮機... -
第三種冷凍機械責任者 2023年(R5)保安管理技術-問6
令和5年保安管理技術
問題 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、凝縮器などについて正しいものはどれか。 イ.一般に、空冷凝縮器では、水冷凝縮器より冷媒の凝縮温度が高くなる。ロ.凝縮器への不凝縮ガスの混入は、冷媒側の熱伝達が不良となるため、凝縮圧力の低下を招く。ハ.開放形冷却塔では、冷却水の一部が蒸発して、その蒸発潜熱により冷却水が冷却される。冷却塔では、冷却水の一部が常に蒸発しながら運転されるので、冷却水を補給する必要がある。ニ.水冷シェルアンドチューブ凝縮器では、冷却水中の汚れや不純物が冷却管の内面に...
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